Mewlon-300CRS
Corrected Dall-Kirkham
主な特長

周辺はコマ収差の影響で像が悪いといわれていましたミューロン光学系ですが、補正レンズを組み込むことで、オリジナルのミューロンの中心像はそのまま維持し、周辺像がリッチー・クレチアン式を上回わるほどに改善されました。副鏡調整用モーターをステッピングモーターに換装するなど電気系を一新し、バックラッシュ補正機能を追加したことで眼視のピント合わせが容易におこなえます。さらに、撮影に便利なオートフォーカス機能が備わり、時代をリードするカセグレン系望遠鏡に進化しました。

Mewlon-250CRS SPOT

補正レンズユニットは、大きく離して配置した3群3枚(1枚はED)のレンズがバッフル内に組み込まれています。この高性能補正レンズは、これまで不可能と思われていた純正ドール・カーカム式の大きなコマ収差を、中心収差を肥大することなく完全に補正しています。
さらに、 この補正レンズは湾曲収差も補正するので、純正リッチー・クレチアン式を遥かに上回る周辺像になります。その星像は、35mmフルサイズ対角で約15ミクロンとイプシロンの周辺像に迫るほどです。

主鏡セルキャップに3個の吸気ファンを設け、主鏡周辺、鏡筒内部、外気部の温度をセンサーで計測し、設定条件を基に主鏡底面部にある吸気ファンのON、OFFの制御をします。

付属のハンドコントローラーから、手動のピント調整、ファンのON、OFFコントロールができます。オートフォーカス機能を使う時は、パソコンとUSBケーブルでつなぎます。また、バックラッシュ補正機能により、眼視でも快適にピント合わせができます。 電源はDC12Vの供給が基本ですが、眼視で使う時は単三電池×4でも動作するので、今までと同じように使えます。


付属のコントロールアプリケーション「Focus Infinity」のオートフォーカス機能により、パソコンからの操作で撮影機器のピント合わせが自動でできます。ハンドボックスとUSBケーブルでつなぎ、カメラからの画像をキャプチャーします。 ピント合わせのほかにも、ファンのコントロール、3カ所のプリセット位置の設定などの便利機能が手元のパソコンで操作できます。
※Windows用のみ

スペック

形式

コレクテッド ドール・カーカム式

有効口径

300mm

焦点距離

2960mm

口径比

1: 9.9

イメージサークル

φ40mm

メタルバック

189.5mm

分解能

0.4"

極限等級

14.2等

集光力

1837倍

鏡筒径

324mm

鏡筒全長

1045mm

質量

27kg

ファインダー

7倍50mm (照明ユニット付)

レデューサーCR0.73× [KA82580]

焦点距離

2160mm

口径比

1: 7.2

イメージサークル

φ35mm

エクステンダーCR1.5× [KA82595]

焦点距離

4475mm

口径比

1: 14.9

イメージサークル

φ44mm

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