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最近の天文アマチュアの方々は、焦点距離2000mmオーバーのブローニーフィルム直焦撮影や強拡大の冷却CCD撮像等を行っており、BRC-250のFL=1260mm程度では満足できないという声がありました。F5のリッチークレチアンという世界に類を見ないBRCを実現したタカハシの研磨技術からすれば、F8のリッチークレチアンは困難な事ではありません。
しかし、FRC(フラットフィールド・リッチークレチアン)では、像面を完全に平坦化するフラットナーレンズに合わせて、主鏡/副鏡の非球面率を決定しています。このような準リッチークレチアンでは、純粋な(オリジナル)リッチークレチアンよりも非球面率が強く、より高度な設計となっています。したがって純リッチークレチアン+フラットナーレンズよりも中心球面収差、周辺のコマ、非点、像面湾曲全てに収差が小さくでき、FRC-300では、イメージサークルφ90mmの隅にまで10μm以下というBRC-250と同等の完璧な星像が得られます。また、合焦機構はBRCと同じ方式で確実に固定できる温度補正機構(±5°C)も内蔵しております。 オプションで冷却CCD用のF5.9となるレデューサーも用意しており、これも冷却CCD用としては十分な10〜20μmの星像が得られます。
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機構図
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主焦点
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型式※1
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FRC式アストロカメラ
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有効径
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φ300mm
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副鏡径
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φ125mm
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合成焦点距離
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2348mm
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合成口径比
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1:7.8
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イメージサークル
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φ90mm
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メタルバックフォーカス
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106.2mm
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鏡筒径
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φ324mm
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鏡筒全長※2
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1030mm
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質量
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約30kg
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レデューサー使用
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合成焦点距離
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1770mm
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合成口径比
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1:5.9
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イメージサークル
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φ36
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メタルバックフォーカス
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83.7mm
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※1フラットフィールド準リッチー・クレチアン式
※2筒先からヘリコイド面まで |
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主焦点(FL=2348mm)
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総合評価
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光量
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4波長総合
画角=0.000
倍率=300
DEF=0.000000
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中心
光量100%
YK=0.000
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d 0.24μm
c 1.79μm
F 3.34μm
g 6.13μm
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4波長総合
画角=-0.500
倍率=300
DEF=0.000000
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φ41
光量85%
YK=20.521
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d 1.9μm×2.0μm
c 2.2μm×2.6μm
F 4.6μm×3.3μm
g 7.2μm×5.2μm
(X×Y)
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4波長総合
画角=-1.000
倍率=300
DEF=0.000000
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φ=82
光量64.4%
YK=41.242
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d 5.0μm×11.2μm
c 5.8μm×11.6μm
F 6.4μm×10.4μm
g 8.1μm×9.7μm
(X×Y)
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レデューサー(FL=1769mm)
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総合評価
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光量
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4波長総合
画角=0.000
倍率=300
DEF=-0.060000
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中心
光量100%
YK=0.000
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d 3.20μm
c 4.51μm
F 3.44μm
g 5.62μm
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4波長総合
画角=0.300
倍率=300
DEF=-0.060000
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φ19
光量91.5%
YK=9.264
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d 8.5μm×10.7μm
c 6.3μm×12.4μm
F 8.5μm×10.8μm
g 3.7μm×14.7μm
(X×Y)
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4波長総合
画角=0.600
倍率=300
DEF=-0.060000
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φ37
光量58.5%
YK=18.536
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d 23.1μm×29.4μm
c 21.1μm×30.4μm
F 22.6μm×30.1μm
g 17.3μm×33.4μm
(X×Y)
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ロンキーテスト画像
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200本/インチ ロンキースクリーン
レーザー光使用
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各部の画像
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>>システムチャート |