FC-100D
主な特長

FC-100Dは、蛍石レンズを後玉に配した初代FC-100と同じスタインハイル型の二枚玉アポクロマートで、前玉には安定した現代のECO硝子を使用しています。焦点距離は前モデルよりも60mm短縮した740mm(F/7.4)と明るくなり、質量もほぼ半分で取り回しやすくなりました。

f値が明るくなったにもかかわらず眼視性能は同等の性能を維持していて、青ハローにいたっては前モデルよりもやや少なくなっています。なお口径が大きな二枚玉ということで、無理に色収差を減らす補正を避けどちらかといえば眼視を優先した収差補正にしています。

FC-100DはTSA-102よりも、より身近に口径100mmのアポクロマート望遠鏡の魅力を堪能してもらいたいということで、軽量コンパクトで必要最小限のアクセサリー構成で、眼視優先のシステムでデビューします。

星野撮影用のアクセサリーレンズとしては、FC-100DSにはAPS-Cフォーマット対応の76Dフラットナーと76Dレデューサーが利用できます。FC-100DFは高性能なFC-35レデューサー0.66×との組み合わせで、35mmフルサイズカメラでの写真撮影に対応したシステムとなります。

このように、FC-100Dは眼視優先の標準機種でありながら将来的なシステムアップにより、マニアの要求する写真性能を秘めたデジタル時代の入門機です。

仕 様

FC-100DF

形式

2群2枚 フローライトアポクロマート

有効口径

100mm

焦点距離

740mm

口径比

1 : 7.4

分解能

1.16"

極限等級

11.8等

集光力

204倍

鏡筒径

95mm

鏡筒全長

785mm

質量

3.6kg

ファインダー

オプション

FC-35レデューサー 使用時

焦点距離

480mm

口径比

1 : 4.8

イメージサークル

φ44mm

仕 様

FC-100DC

形式

2群2枚 フローライトアポクロマート

有効口径

100mm

焦点距離

740mm

口径比

1 : 7.4

分解能

1.16"

極限等級

11.8等

集光力

204倍

鏡筒径

95mm

鏡筒全長

815mm

質量

2.8kg

ファインダー

オプション

76Dフラットナー 使用時

焦点距離

770mm

口径比

1 : 7.7

イメージサークル

φ35mm

76Dレデューサー 使用時

焦点距離

540mm

口径比

1 : 5.4

イメージサークル

φ30mm

エクステンダー Q1.6× 使用時

焦点距離

1185mm

口径比

1 : 11.9

エクステンダー C2× 使用時

焦点距離

1480mm

口径比

1 : 14.8

>>システムチャート