f/3.3の短焦点鏡では、斜鏡の中心が光軸上にあるように取り付けると焦点面での光量が偏ってしまうので、広視野のアストロカメラではその影響を無視することができません。
そこで斜鏡を偏心させて取り付けることにより、斜鏡を必要以上に大きくすることなく、光量の偏りの問題を解決しました。
また、斜鏡を保持するスパイダーは羽根式にして強化しています。
接眼体台座を大型化して、接眼体回りで発生する鏡筒とのたわみの軽減を図っています。
ファインダー台座は接眼体の側に一つ付いています。ここに6倍30mmか7倍50mmのファインダー脚が取り付けられます。
自動導入赤道儀が普及してファインダーは必須アイテムという時代ではなくなりましたので、ファインダーはお客様の使用環境に合わせてお選びください。
主鏡の光軸調整ネジは、TOAシリーズなどで実績がある引きネジの両側に押しネジを配した形式にしました。また、ネジの頭部がセルの下面から外側に出ない構造にしたので、鏡筒を立てて置いてもネジの頭が当たらず安定しています。
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