ε-130D 発売のご案内
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2013年 8月 5日
タカハシが世界に誇るアストロカメラ 「イプシロン」。光学系を一新し、デジタル対応になった新製品ε-130Dの登場です。
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イプシロン光学系は主鏡に双曲面(ハイパーボライド)を使い、接眼部に補正レンズを配置したレイアウトとなっています。一般に双曲面鏡の研磨は大変難しいとされてきましたが、双曲面鏡を量産することに成功した当社の研磨技術と既に定評のある光学設計技術とが、この画期的な新光学系を生み出しました。
新機種のε-130Dは、カタログスペックだけを見ると先代のε-130とほとんど変わりませんが、光学性能はまるっきりの別物です。デジタル時代に求められる収差補正を追求した新型は、フルサイズの周辺まで星像が10ミクロン以内とε-180EDに匹敵する鋭像を写し出します。
2枚構成の補正レンズはEDレンズこそ使っていませんがε-180EDと同じタイプであり、主鏡の非球面量の再考とレンズ位置の調整により、最小星像は旧型ε-130との比較で1/3以下になっています。また旧型の4枚構成補正レンズの欠点であった歪曲収差(ディストーション)も半分以下に補正しているので、モザイク合成の作業が楽になります。
最高水準の光学性能を持つε-130Dの430mm(f/3.3)という明るく広写野のスペックは、来るアイソン彗星を捉えるのに適した望遠鏡です。軽量コンパクトな本体と相まって、イプシロンの高性能をより気軽に楽しめるアストロカメラです。
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f/3.3の短焦点鏡では、斜鏡の中心が光軸上にあるように取り付けると焦点面での光量が偏ってしまうので、広視野のアストロカメラではその影響を無視することができません。
そこで斜鏡を偏心させて取り付けることにより、斜鏡を必要以上に大きくすることなく、光量の偏りの問題を解決しました。
また、斜鏡を保持するスパイダーは羽根式にして強化しています。
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旧型に比べ接眼体台座を大型化して、接眼体回りで発生する鏡筒とのたわみの軽減を図っています。
ファインダー台座は接眼体の側に一つ付いています。ここに6×30か7×50のファインダー脚が取り付けられます。
自動導入赤道儀が普及してファインダーは必須アイテムという時代ではなくなりましたので、ファインダーはお客様の使用環境に合わせてお選びください。
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主鏡の光軸調整ネジは、TOAシリーズなどで実績がある、引きネジの両側に押しネジを配した仕様に変更しました。また、ネジの頭部がセルの下面から外側に出ない構造にしたので、鏡筒を立てて置いた時の安定性が良くなりました。
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ε-130D |
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形式 |
ハイパーボライド・アストロカメラ |
有効口径 |
130mm |
焦点距離 |
430mm |
口径比 |
1: 3.3 |
イメージサークル |
φ44mm (画角: 5.9°) |
斜鏡短径 |
φ63mm |
鏡筒径 |
166mm |
鏡筒全長 |
460mm |
質量 |
4.9kg |
ファインダー |
オプション |
対応鏡筒バンド |
166WS |
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>> 星像の確認はこちら
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税抜価格
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ε-130D 鏡筒 |
¥230,000 |
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ε-130D 鏡筒(6x30F付) |
¥238,000 |
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鏡筒バンド(166WS) |
¥35,000 |
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Mプレート(小) |
¥14,800 |
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ファインダー 6倍30mm(B) |
¥11,600 |
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ファインダー脚 6×30(B) |
¥3,800 |
発売日
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