EM-200 Temma2M 赤道儀のコントロールボックスは、駆動ボタンの他にモード切替ダイアル、駆動速度切り替えスイッチ、修正速度設定用ボリューム、オペレーションモードスイッチが付いていますので、これらの駆動系操作を手元の小型コントロールボックス一つで操作できます。 ボリュームによる修正速度の調整は、対恒星時の±1〜99%に設定ができるので、オートガイダーの設定がやりやすくなっています。 オペレーションモードスイッチとは、駆動ボタンを押した方向に視野の星が動くように、各駆動ボタンを押した時に赤道儀の反応する方向を切り替える機能です。オートガイダーが普及した現代では、以前ほど重要度は高くないと思いますが、眼視でもボタンを押した方向と反応方向が合わせられるのは操作性の向上になります。
極軸セッティング時の月日と時間を合わせるだけで、北極星の導入位置が簡単に分かる歳差補正目盛付時角早見式極軸望遠鏡を内蔵しているので、精度の高い極軸セッティングが短時間でできます。 また、このスケールの基準線を設定するためのリングレベル(経度補正目盛付)も装備しています。
赤緯体下部のクランプをゆるめて、赤緯軸内のバランスシャフトを出し入れします。これにより、ネジ込み式のような脱着のわずらわしさから解放されます。
三脚の固定にはクイッククランプを使用し、工具レスで三脚をガッチリと固定します。また、三角板は取付金具に乗せて上から押さえ込むだけのワンタッチ装着式ですから、組み立てにかかる時間はほんのわずかです。 他にメタル三脚を選ぶこともできます。
テレスコープトレーサーなど対応ソフトをインストールしたパソコンと接続すれば、EM-200Temma2M赤道儀は天体の自動導入ができます。エンコーダーからの信号をフィードバックしながら、700倍の高速でターゲットを捉えます。