ピント合わせは、専用ソフトウエアによりモーターを制御し、カメラ位置を移動させながら撮影していきます。撮影した画像を元に、対象星のピクセル面積を測定し、面積変化を二次関数の近似曲線で表現します。この近似曲線からピーク点を計算によって求め、ソフトウエア画面にある「推奨値に移動」をクリックすれば、ベストフォーカス位置にカメラが移動します。 自動移動にチェックを入れておけばベストフォーカス位置を決定後推奨位置に移動します。推奨位置は1μm単位で制御しているので、目盛りを見ながら一定間隔ずつ動かして撮影しピント位置を決める方法に比べると、β-SGR仕様なら簡単に精度良くピント合わせができます。
また、ピント合わせは鏡筒を撮影対象に向けたままでほぼ行えるので姿勢変化を気にすることはなく、ピント合わせ用に別の星を導入する必要もないので効率よく撮影ができます。
制御ソフトはフランジ型β-SGRと共通ですので、フランジ型をお使いのお客様はUSBケーブルをつなぎ替えるだけでご使用いただけます。
フォーカスアナライザー機能があるので、ピント合わせ用に撮影した画像全体をサンプル解析し撮像面全体のピント評価が可能ですから、能率良くスケアリング評価ができます。
また、天文関連機器の外部制御ソフトウェア規格 ASCOM に対応していますので、ASCOM 準拠の制御ソフトウエアとの連携が可能です。
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