2019年 2月13日
ε-160 、ε-130 はアストロカメラの草分けとして、多くの天文ファンの方々に愛された名機でした。 しかしオリジナルの光学設計は銀塩時代のもので、現代の高性能化したデジタル一眼レフカメラや冷却CCDカメラで使用すると満足できなくなってきました。
デジタル対応補正レンズは、2群2枚とオリジナルよりもレンズ枚数が減ったにもかかわらず、収差はオリジナルの半分以下と光学性能は向上しています。特にオリジナル補正レンズで目に付いた赤の色収差と色コマは、デジタルカメラでは目立つので徹底的に排除しました。さらに、やや大きかった歪曲収差も半分以下に減らしています。
ε-160/130鏡筒は、オリジナルの補正レンズをこのデジタル対応補正レンズと入れ替えることで、φ40mmのイメージサークル全面がほぼ15ミクロンの星像となり、レンズ枚数の減少と全面マルチコートの効果と相まってコントラストも格段に向上します。
なお補正レンズを交換しても、焦点距離とイメージサークルはそのままで、接続システムの変更もありません。
※光学系の仕様は2009、2013年に販売したものと同じです。 ※ε-130Dの補正レンズとは互換性がありません。
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