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2018年のニュースリリース

Meridian シリーズ赤道儀 発売のご案内

2018年 2月 5日

昨年発表しました撮影専用赤道儀のMeridianシリーズを発売いたします。
EM-11MRDとEM-200MRDは2月5日、EM-400MRDは3月から出荷いたします。価格は下段をご覧ください。

■子午線(Meridian;メリディアン)を
 はさんだ好条件下で撮影できる赤道儀

ドイツ式赤道儀より極軸部分を長くし、ブラッシャー天体写真儀の様に死角を減らした撮影専用赤道儀のMeridianシリーズが完成しました。南中前後の範囲でも撮影機材が周囲に干渉しにくくなり、好条件下で同じ姿勢のまま長時間天体を捉え続けられます。また、干渉しにくいことで使用できる機材のバリエーションが増え、撮影プランも色々と練ることができます。
FG-Temma2Z システムを搭載していますので、フォーク式モード(Fモード)とドイツ式モード(Gモード)を使い分けできますが、メリディアンシリーズはFモードで本領を発揮します。

子午線通過3時間後の姿勢

駆動システムは FG-Temma2Z ですので、初期設定は鏡筒ポジションW(西)の天頂です。
写真は、天頂より15度ほど北側を通過する天体を追尾し、南中後3時間経過したときの状態ですが、まだ余裕があります。
写真のようにFSQ-106EDをオプションのFGプレートを使って搭載すれば干渉する心配が無く、南中前から同じ構図で撮り続けられるので露出時間が稼げます。

EM-400MRD

写真は、EM-400MRDにε-130Dを搭載したものです。この組み合わせなら、天空のどこに向けても一晩中同一天体を追尾できます。
搭載質量は、従来品の6割程度を目安にしてください。
構造上、極軸望遠鏡が組み込めませんので、電子極望などを使って極軸合わせを行ってください。
北側の脚にほぼ全ての荷重がかかりますので、できるだけ硬い場所に設置してください。土の上などに設置する場合はフラットナーを敷くなど、偏荷重対策を行ってください。

FGプレートシステム

メリディアンシリーズ赤道儀を有効に使うためのプレートシステムです。
両面にアリガタレールを持つFGプレートは、200mm、300mm、400mmのサイズがあります。レールはミューロン180Cなどと同じ規格のレールを使用しています。
バンドなどを取り付けるFGアリミゾは幅50mm、70mm、120mmのものをラインナップしましたので、搭載する機材に応じてお選びいただけます。
三脚に干渉させないように鏡筒をオフセットした場合、赤緯方向のバランスを取るためにFGプレートに取り付けるFGウエイトも用意しました。
※写真は試作品で、製品はFGプレートのプレート部がアルマイト処理になります。

EM-11MRD
EM-200MRD
EM-400MRD
駆動周波数
100PPS
100PPS
240PPS
最高速度
150倍速
700倍速
500倍速
搭載質量
約 5kg
約 9kg
約20kg
本体質量
7.8kg
17kg
33kg
●ステラショット、ステラナビゲータ10 (以上アストロアーツ社)
 テレスコープトレーサー2000 で動作確認しています。
●極軸望遠鏡は構造上装備していません。
●MRD ウエイトシステム
Meridianシリーズ赤道儀は全体のバランスが極方向に傾くため、MRDウエイトシステムを極軸体に取り付けることで、南北のバランスを整えることができます。 
●FGプレートシステムは近日発売予定。

税抜価格
EM-11MRD
¥295,000
EM-200MRD
¥455,000
EM-400MRD
¥928,000