Meridian シリーズ赤道儀のご紹介
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2017年 7月21日
■子午線(Meridian;メリディアン)を
はさんだ好条件下で撮影できる赤道儀
ドイツ式赤道儀より極軸部分を長くし、ブラッシャー天体写真儀の様に死角を減らした撮影専用赤道儀のMeridianシリーズが完成しました。南中前後の範囲でも撮影機材が周囲に干渉しにくくなり、好条件下で同じ姿勢のまま長時間天体を捉え続けられます。また、干渉しにくいことで使用できる機材のバリエーションが増え、撮影プランも色々と練ることができます。
FG-Temma2Z システムを搭載していますので、フォーク式モード(Fモード)とドイツ式モード(Gモード)を使い分けできますが、メリディアンシリーズはFモードで本領を発揮します。
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子午線通過3時間後の姿勢
駆動システムは FG-Temma2Z ですので、初期設定は鏡筒ポジションW(西)の天頂です。
写真は、天頂より15度ほど北側を通過する天体を追尾し、南中後3時間経過したときの状態ですが、まだ余裕があります。
写真のようにFSQ-106EDをオプションのFGプレートを使って搭載すれば干渉する心配が無く、南中前から同じ構図で撮り続けられるので露出時間が稼げます。
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EM-400MRD
写真は、EM-400MRDにε-130Dを搭載したものです。この組み合わせなら、天空のどこに向けても一晩中同一天体を追尾できます。
搭載質量は、従来品の6割程度を目安にしてください。
構造上、極軸望遠鏡が組み込めませんので、電子極望などを使って極軸合わせを行ってください。
北側の脚にほぼ全ての荷重がかかりますので、できるだけ硬い場所に設置してください。土の上などに設置する場合はフラットナーを敷くなど、偏荷重対策を行ってください。
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FGプレートシステム
メリディアンシリーズ赤道儀を有効に使うためのプレートシステムです。
両面にアリガタレールを持つFGプレートは、200mm、300mm、400mmのサイズがあります。レールはミューロン180Cなどと同じ規格のレールを使用しています。
バンドなどを取り付けるFGアリミゾは幅50mm、70mm、120mmのものをラインナップしましたので、搭載する機材に応じてお選びいただけます。
三脚に干渉させないように鏡筒をオフセットした場合、赤緯方向のバランスを取るためにFGプレートに取り付けるFGウエイトも用意しました。
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EM-200MRD |
EM-400MRD |
駆動周波数 |
100PPS |
240PPS |
最高速度 |
700倍速 |
500倍速 |
搭載質量 |
約 9kg |
約20kg |
本体質量 |
17kg |
31kg |
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●ステラショット、ステラナビゲータ10 (以上アストロアーツ社)
テレスコープトレーサー2000 で動作確認しています。
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●極軸望遠鏡は構造上装備していません。 |
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●赤道儀、FGプレートシステムともに近日発売予定
詳細は追ってご案内いたします。 |
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EM-200MRD赤道儀を下記のイベントで先行展示いたします。
イベントにお越しの際は是非タカハシブースにお越しいただき、EM-200MRD赤道儀をご覧になってください。 スタッフ一同お待ちしています。
●34th胎内星まつり2017
7月28日(金)-30日(日)
●サマーホリデーin原村星まつり
8月4日(金)-6日(日)
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