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2017年のニュースリリース

FOA-60Q 発売のご案内

2017年 6月28日

■タカハシで最高の光学性能機

FOA-60 に予めエクステンダー1.7XRを組み込んだFOA-60Qを発売します。
ベースとなるFOA-60は高次の球面収差を絶妙に補正して完成させた、色収差のほとんどない対物レンズを備えた屈折望遠鏡です。
FOA-60Q は専用設計の4枚玉のエクステンダー1.7XRが組み込んである鏡筒です。これを外せばFOA-60になります。

FOA-60Q 仕様
形式 フローライト オルソ アポクロマート
有効口径 60mm
焦点距離 900mm
口径比 1: 15.0
イメージサークル φ88mm (光量60%) φ44mm(光量100%)
鏡筒径 68mm
鏡筒全長 705mm (フード収納時は645mm)
質量 2.4kg
ファインダー 6倍30mm または 無し
>> システムチャート

■エクステンダー1.7×R
FOA-60専用2群4枚構成のエクステンダー1.7XRは、ネーミングの通り焦点距離を1.7倍に引き延ばします。焦点距離を延長すると同時に中心収差もさらに良好に し、周辺収差も完全に補正してフラットフィールドにするという超高性能エクステンダーです。エクステンダー1.7XRはFS-60Qと同じように鏡筒と接眼体の間にねじ込んで装着し、組み込むことで焦点距離900mm f/15の望遠鏡になります。FOA-60Qは生産時にエクステンダー1.7XRを組み込んだ製品です。
FOA-60Qはタカハシの全光学系の中でも最高の光学性能を持っています。可視光全領域およびフルサイズカメラの全視野にわたってストレール比99%以上を維持するという世界最高水準の光学性能を誇ります。口径の5倍の300倍の倍率を掛けてもしっかりとした像を結ぶので、月・惑星の観察や拡大撮影に最適です。また、焦点距離900mmの割にはコンパクトで、しかもフラットフィールドということは、日食の撮影では内部コロナやプロミネンスの拡大撮影に威力を 発揮します。周辺減光もほとんどないので超高性能な超望遠レンズとして地上の風景の撮影にも適しています。

上の図から、FOA-60Qの中心像は可視光全領域で回折限界に収まっていて、フルサイズカメラの四隅においても全波長域でほぼ回折限界に収まっていることが見て取れます。通常のカメラレンズや望遠鏡ではこのような図になることはありえないのでFOA-60Qがいかに収差の少ない光学系であるかご理解いただけると思います。


FOA-60Q の鏡筒径は68mmですから、弊社の古い65mmクラスの鏡筒からそのまま載せ替えられます。P型、P-2、V-1、S型 などのセットは、赤道儀はそのままで鏡筒を高性能なFOA-60Q にグレードアップできます。

税抜価格
FOA-60Q 鏡筒
(6倍30mmファインダー付)
¥148,000
FOA-60Q 鏡筒
(ファインダー無し)
¥140,000
鏡筒バンド(68S-GT)
¥14,500

発売日
6月28日