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2016年のニュースリリース

FC-76DCU 発売のご案内

2016年12月15日

弊社のラインナップでは普及機に当たる、フローライトを使用した2枚構成対物レンズのFC-76DCをモデルチェンジし、これまで限定品として発売してまいりました分割鏡筒仕様を標準仕様として販売いたします。


FC-76DCU鏡筒は5月に発売しました「FC-76DCU+EX-CQセット」でご要望の多かった鏡筒単体での販売となります。
この鏡筒は対物レンズ側と接眼体側に分割できます。普段は分割して使う機会はほとんど無いと思いますが、皆既日食を観に出かけるときなどには重宝します。570mm(f/7.5)の焦点距離はフルサイズのデジタル一眼レフカメラで皆既日食を撮影するのに適しています。分割できないFC-76DCは全長656mmあるため、機内持ち込みできるバックなどに収納するには長すぎて収まりませんが、FC-76DCUは、対物レンズ側が335mm、接眼部側が329mmに2分割できるので、バックやスーツケースに十分に収納できるサイズです。


光学性能はFC-76DCと同一で、76Dレデューサーを取り付けると417mm(f/5.5)に、FC-76Dフラットナーを取り付けると594mm(f/7.8)になり、それぞれで35mmフルサイズのイメージサークルまでほぼフラットフィールドで青ハローのほとんどない星像が撮影できます。(※レデューサーは周辺減光の関係で、光量60%のイメージサークルはφ36mmとなります。)
月・惑星の観察用に高倍率をかけるには、エクステンダーQ 1.6Xとのマッチングが最良で眼視用には完璧な中心像が得られます。また、鏡筒分離式にしたことでエクステンダーCQ1.7Xを間に組み込むことができ、954mm(f/12.6)の光学系は眼視ストレール比94.5%の高性能鏡筒になります。

FC-76DCUは、コンパクトなフォトビジュアル機としてさまざまな観測に対応できるコストパフォーマンスの高い万能機です。


FC-76DCUの発売を記念して、先着50本分に鏡筒収納バックをプレゼントいたします。
このカメラバックは鏡筒を分割するとすっぽり収まります。中敷きはマジックテープ付ですので、工夫次第でオプション品やカメラも収納できます。
なお、FC-76DCUの発売に伴い従来品のFC-76DCは生産を休止させていただきます。

主な仕様
【FC-76DCU】
・形式:フローライト アポクロマート
・口径:76mm
・焦点距離:570mm
・口径比: 1:7.5

・鏡筒径:80mm
・質量:1.9kg
・鏡筒全長:656mm
・対物ユニット側:全長335mm 質量:900g
・接眼部ユニット側:全長329mm 質量:830g
・ファインダー:6倍30mm
・対応鏡筒バンド:80QS

>> システムチャート (FC-76DCU)

税抜価格
FC-76DCU鏡筒
132,000円
発売日
12月 15日