2015年 9月 4日
二枚玉フローライト望遠鏡 FC-100D シリーズに f/9 のFC-100DLが加わります。軽量のFC-Dシリーズの流れをくむFC-100DLは、長焦点で50.8スリーブの接眼体仕様ながら質量3.8kgと軽量に仕上がっています。
FC-100DLは100本の限定発売です。
近年の屈折望遠鏡は、フォト・ビジュアル系短焦点アポクロマートが主流になっていますが、これらとは性格を異にする長焦点二枚玉フローライトアポクロマート望遠鏡FC-100DLの登場です。
FC-100DLはその名の通りフローライトレンズを後ろに配したFCタイプで、f/9.0の長焦点屈折にふさわしく、色収差、球面収差の少ないコントラストの高い像が得られます。具体的には、f/7.3のFC-100Dに対してg線(紫)のハローが約4割減少、高倍率性能を示すストレール比で約4%増加の97.5%を実現しています。(データは計算値)
この収差データは、三枚玉アポクロマートとほぼ同等の数字であり、コマ収差がゼロの安定した像面と相まって、高い眼視性能を持った望遠鏡であることを理解していただけると思います。
FC-100DLの球面収差図では、中心から70%付近の色収差のまとまりが良く、スポットダイアグラムの光線のまとまりが良好になっていることが分かります。
FC-100DL |
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形式 |
2群2枚 フローライトアポクロマート |
有効口径 |
100mm |
焦点距離 |
900mm |
口径比 |
1: 9.0 |
鏡筒径 |
95mm |
鏡筒全長 |
940mm |
質量 |
3.8kg |
ファインダー |
6倍30mm |
対応鏡筒バンド |
95DS-GT [KA19420G] 質量:1.3kg |
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