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ミューロン用高性能補正レンズ 発売のお知らせ

2009年12月10日

ドール・カーカム式カセグレンのミューロンは、中心部分は完全に無収差ですが、視野周辺部はコマ収差と湾曲収差があります。そのためミューロンの観測対象としては、主に惑星や月面の高倍率観察、拡大撮影とされていました。
タカハシでは、ミューロンの中心像はそのまま維持し、周辺像はリッチー・クレチアン式を上回るミューロンの補正レンズを研究してきました。その答えが主鏡バッフルユニット交換式のミューロン用高性能補正レンズ 、ミューロンCRユニットです。
ミューロンCRユニットは、大きく離して配置した3群3枚(1枚はED)のレンズがバッフルと互換性のある筒に組み込まれています。この高性能補正レンズは、これまで不可能と思われていた純正ドール・カーカム式の大きなコマ収差は、中心収差を肥大することなく完全に補正します。
さらに、 ミューロンCRユニットは湾曲収差も補正するので、純正リッチー・クレチアン式を遥かに上回る周辺像になります。その星像は、35mmフルサイズ対角で約15ミクロンとイプシロンの周辺像に迫るほどです。
ミューロンCRユニットは,ミューロン250用とミューロン300用の二種類があります。 ミューロンCRユニットを組み込むには、既存の鏡筒の主鏡バッフルを取り外して入れ替えますが、鏡筒から主鏡セルを外す必要がありますので、ご自身で組み込む自信のない方のために、弊社で組み込むオプションも用意しています。
また、最初から ミューロンCRユニットが組み込まれている、μ-250CR、μ-300CRをミューロンCRシリーズとして近日発売の予定です。
ミューロンCRユニットは、それ自体で0.8倍のレデューサーレンズになるため、μ-250CRが2500mm f/10、μ-300CRが2960mm f/9.9の焦点距離になります。イメージサークルもほぼ35mmフルサイズをカバーしており、大型CCDカメラにも十分対応します。
また、別売アクセサリーレンズとして、0.73倍のレデューサーと1.5倍のエクステンダーを発売します。これらのアクセサリーレンズを取り付けても画面周辺部までフラットフィールドな像は変わりません。
レデューサーを使用すると、少しですが周辺減光が起こるため、イメージサークルはAPSサイズになります。 エクステンダーにはEDレンズを使用しているので、高性能な高倍率用バローレンズとしてお使いいただけます。
このようにμ-250、μ-300は、高性能補正レンズ、 ミューロンCRユニットにより、ミューロンの高倍率眼視性能とイプシロンのフラットフィールドな写真性能を合わせ持つ新時代のフォト・ビジュアルカセグレンにバージョンアップできます。

μ-250CR光路図
スポットの比較
μ-250 + CRユニット 作例写真
Nikon D700 ノートリミング
μ-250CR 光学系仕様
主焦点
ReducerCR 0.73X
ExtederCR 1.5X
焦点距離
2500mm
1825mm
3780mm
口径比
1:10
1:7.3
1:15.1
イメージサークル
φ40mm
φ35mm
φ44mm
最周辺部スポットサイズ
18ミクロン
15ミクロン
10ミクロン
μ-300CR 光学系仕様
主焦点
ReducerCR 0.73X
ExtederCR 1.5X
焦点距離
2960mm
2160mm
4475mm
口径比
1:9.9
1:7.2
1:14.9
イメージサークル
φ40mm
φ35mm
φ44mm
最周辺部スポットサイズ
15ミクロン
10ミクロン
15ミクロン
>>μ-250CR システムチャート
>>μ-250CR エクステンダーCR1.5X システムチャート
>>μ-250 CR Unit 補正レンズ交換手順
税抜価格
μ-250用CR化キット
¥86,000
μ-300用CR化キット
¥106,000
レデューサーCR 0.73X
¥58,000
エクステンダーCR 1.5X
¥38,000
発売日
μ-250用 2009年12月
μ-300用 2010年 1月