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■2006年 3月 23日 TSA-102 発売

 新しく設計した3群3枚の対物レンズは、2枚目にスーパーEDガラスを使用し、前後をクラウンガラスで挟んだ、密着式のアポクロマートレンズです。この望遠鏡は、眼視と写真撮影それぞれで最高レベルの光学性能を目標に開発しました。前モデルのフローライト・アポクロマートと比較して、青〜紫の色収差(F線、g線のハロー)が1/3以下に減少しています。
 眼視性能に関しては、人間の目の分光感度に比重をかけたストレール比(回折限界以内に何%の光が収束するか)が 99.2%とTOAシリーズと同等のほぼパーフェクトな性能です。
 また、冷却CCDカメラやデジタル一眼レフカメラの撮影では、直焦点撮影はもとよりTOAシリーズ用の35フラットナーやレデューサーとのマッチングがとても良好です。TSA102は35フラットナーに合わせて対物レンズを設計してあるので、35フラットナーと組み合わせて5群5枚としたときに最良の光学系となります。35フラットナー使用時には、35mmサイズ全面で可視光波長の全てが10ミクロン以内に収まり、撮影だけでなく、広視野アイピースによる眼視観測にも威力を発揮します。扱いやすい50.8mmスリーブの差し込み式なので、本体の取付から撮影システム、天頂ミラーの取付まで簡単に行えます。
 レデューサーは星野撮影用に設計したコンバージョンレンズで、対物レンズの焦点距離を短くして口径比をf/6と明るくすると共に、対物レンズより発生する各種の収差を補正する働きがあります。レデューサーを使用すると、レデュース特性に加えてフラットフィールド特性も加わりますので、中心で10ミクロン、最周辺でも約20ミクロンになります。
 TSA-102は、高性能かつ軽量・コンパクトな仕上がりで、コンバージョンレンズによる発展性を持ち、コストパフォーマンスに優れた、世界屈指の屈折望遠鏡です。